筆ペンで描くということ

筆ペンは「筆」の少しクセのある部分を除いた便利なものを私は思っています。墨もペン部分に内臓されていてグイグイと押すことでポンプの役目を果たし墨がペン先に行きわたります。

今はいろんな色合いの筆ペンものがあって自由で楽しみながら描くことができます。そして字はキレイなものでなくてもいいと思っています。キレイでなくてはいけないという固定観念を追っ払い字の持つ個性と自分(己)の個性を融合させて楽しく描いていくことが大事だと思っています。

筆になれる

筆ペンの側筆部分は約1㎝ほどです、この1㎝の幅を活かした文字を描きます。毛筆の場合もう少し長いのでまた違ってきますね。

筆圧をコントロールすることで線の太さを変化させられます、また筆の角度によっても違いが出てきます。

筆先を軽く紙につける描き方は細目の文字に

筆腹部分を紙にしっかりと落として筆の角度は90度で描くと太い線になっていきます。

この時、なかなか太い線を描けないという方がいらっしゃいます。

筆腹を紙にベターッと落とすことがなぜかできずに描いてしまう場合が多いと思います。

その練習になるのが点(丸)の大小サイズを筆腹で描くのが適しています。

味のある形を描く

己書の特徴は味のある字を描くことにあります

筆圧、筆の角度、などを文字の形を描くときに変化させることで丸でも単調な丸でない細い部分、太い部分がある文字にしていきます。

書道で使うハネなどは使わずに描くのが己書の特徴でもあります、太い文字線のまま終える、又は細い線で終わるという描きを行います

文字のカスレ具合が余計味のある雰囲気を出します

カスレは紙質によっても変化しますので紙を選定するときにはどんなものを描くかで判断することが大事です。

特に漢字を描くときは、漢字そのものが持つ世界があります。漢字は表意文字がゆえに気持ちが伝わりやすいです。

味のある字で描く漢字は見る人をひきつけます。

まとめ

今回は筆ペンで描いてみる楽しさをお伝えしました。

実際に習ってみたいと思った方は己書は全国に師範がおりますので是非、体験からやってみてはいかがでしょうか。

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