己書とは何?

初めての方にはわからなくて当然ですね。

己(おのれ)の書を描くことにあります。

もう少し詳しくいうと自分のありのままの字で書を描いて楽しむものです。

自分の心に向き合って、素直に描きましょう

それだけで心が解き放たれて楽しくなっていきます。

(日本己書道場 総師範 杉浦 正氏の書です)

ご自分の字 好きですか

「字」って小学校に上がるか上がらないかの時期に少しづつひらがなから覚えていきますよね。そして文字を書けるようになり書道の授業があったりします。

作文を書いたり手紙を書いたりしてきたのにいつの間にか、自分の字ってコンプレックスをもっていたりしませんか。

私は、大変コンプレックスがあります。テストとか必ず氏名を記入する欄がありますよね〜。書くのが嫌だったんです。

理由は「自分の字は汚いから」

どうしてそんな気持ちになっていたのか、わかりません。

誰かに「お前 字下手だな」と言われたかどうかは覚えていません。

でもあれから50年以上経っているのにいまだに自分の字が嫌いでした。

2021年春に己書に出会います。

(金沢市 野菜古民家さん 己書の会場)

習うに従い、自分の字で書けばいいんだ、うまく書こうとしなくていいんだ、と徐々に思うようになってきました。

自分の字が世の中の唯一無二のもので、それはそれで味のあるものなんだと思えてきました。

習う回数を重ねると字だけではなく、絵も描くことを習います。絵は水彩画です。

いま絵具を買うとは想像もしていませんでした。

絵は字と比較して50倍コンプレックス度が高いものだったにも関わらず絵を描いているうちに楽しくて仕方なくなってきました。

己書は文字と絵を組みわせた作品を生み出すものです。

ルールはありません、ルールというより、このように描いたらいいよという基礎的なものはありますが、あとは自由です。

己書の楽しみ方

これが脳をフル回転させます、1枚の紙(ハガキでも、色紙でも)バランスを考えながら文字と絵を描くのです。熱中します。時間を忘れ熱中します。

出来上がった時のうれしさはひとしおです。

こんな作品を自分で描けたんだという喜びです。

これをお読みの方に伝わるでしょうか。

この没頭する時間を手に入れました。

作品を自分で創り出す喜びを手に入れました。

作品をお部屋に飾ったり、大切な人に贈ったりしてさらに楽しみは膨らみます。

ご自分の大切な方へ己書を描いて贈ると、とても喜ばれます。

また、ビジネスマンにとっては、お取引先様、お客様へ贈るとインパクトは大です。

飲食店にお勤めならば、お店のメニューを描いたり、看板や日替わりメニュー、など等用途はさまざまなです。

四季へのご挨拶、誕生日プレゼントに添えるカード、描くもの、文字は無限にあります。

そんな楽しみをあなたも体験してみませんか。

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